こんにちは、TAKAです。
今回のブランド紹介はEYEVAN7285をご紹介します。
最近TVで芸能人の方がかけているので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
EYEVANがとても有名なので一緒だと考えている方も少なくないのですが、その作りは一線を画します。
その辺りも含めてEYEVAN7285の魅力の一端をご紹介させていただきます。
【EYEVANというブランド(会社)について】
EYEVANといえば眼鏡ブランドを一度でも調べたことがある方はご存知かと思います。
日本を代表する眼鏡ブランドの一つで、現在オリジナルだと5つのラインを展開しています。
EYEVANの功績といえばメガネ=ファッションというのを定着させたことでしょう。
現在でこそファッションで眼鏡をかけることが当たり前になりつつありますが、昔はただの視力矯正器具でした。
美観的には『ダサい』『カッコ悪い』と言ったようなマイナスなイメージがあり、おしゃれとは真逆に位置する存在として認識されていたのです。
そんな印象が一般的な中、1972年に山本光学とV.A.Nが共同で同ブランドは設立されました。
『着る眼鏡』をコンセプトにファッション性を高めた眼鏡は、当時のアイビールックの流行も合わさって若者を中心にファッションの一部としての眼鏡を日本で広めました。
その後海外展開を開始し、マドンナをはじめとする著名人がかけたことも拍車をかけ、国内外共にその地位を揺るぎないものにします。
ちなみに今一般的な愛称となっているウェリントンやボストンという名前は、同社の山本哲司さんという方が世に広めました。それぐらい世に影響力があるブランドと言っても良いでしょう。
【EYEVAN7285の魅力】
そんなEYEVANのスピリットを継承しつつ、展開が行われているのがEYEVAN7285です。
72はEYEVANの設立、85はEYEVANが海外進出したそれぞれ節目の年から名前がとられています。
生産は福井県鯖江市で行われ手作業と最新の機械による生産工程により、約400工程もの作業を経て丁寧に作り出されています。
デザインはEYEVANの初代デザインチームが収集した古い眼鏡や望遠鏡、手鏡、古い道具や、デザイナー自らが目にした建造物などの人工物や自然や天然物など様々なモノがソースとなっています。
元々眼鏡ではない物を眼鏡としてデザインに昇華する為、EYEVAN7285はオリジナルパーツやレリーフ(彫金)・構造などが多いです。
それらは新しい機構などにチャレンジしなければならず、合せて高コストになるため、技術・金銭の面が実現するには壁があります。
しかしEYEVAN7285はそこで妥協せず、デザインの実現の為に細部までこだわってチャレンジしており、そういった執念は一番の魅力でもある、ディティールからくる美しさをプロダクトにもたらしてくれます。
【ブランドが創り出したオリジナルパーツ達】
〜ブランドオリジナルのフレックスストラップ〜
〜前後0.7mmずらして設置したダブルブリッジ〜
〜ドットと溝掘りで形成されたダルマドットリム〜
〜ブランドオリジナルのVAN柄の彫金〜
【私が思うEYEVAN7285の魅力】
先述しましたがEYEVAN7285はディティールが緻密で美しさを感じさせるものが多く、かけた人に品をもたらしてくれます。
それも海外ブランドのラグジュアリーさで見せる品格ではなく、丁寧で繊細な日本的な美的感覚からくる品格です。
その品格はかける人に奥ゆかしさのような魅力を身につけさせてくれます。
あとはプロダクトとして見応えがあります。細部に至る細工や、目新しい構造の数々は物の良さを実感させてくれます。
その感動は所有感や愛着を掻き立て、かける人間に満足感を与えてくれます。
それでは、EYEVAN7285の多数あるフレームの中から、個人的におすすめの当店取扱いフレームをご紹介させていただきます。
1.166
多角形シェイプが目を引くフレームです。
鼻を囲うように配置された、幅の調整が出来る新型のクリングスサドルブリッジを採用したモデルです。一山タイプのように鼻に乗せるだけなのですが、接地面が広いので重量は感じにくくかけやすい仕様です。テンプルエンドに重量を持たせバランスもとりやすくサラッとかけていただけるフレームです。
2.140
ブランド初の2ポイントのリムレスフレームです。
ヴィンテージに用いられたフレックスストラップという構造を採用し、ヨロイとレンズの間に2重のチタン板を挟み込み、レンズが 動いてしまう事を防いでいます。
ブリッジはレンズを横から支える為の ツカミと言われるパーツとブリッジを一体化させています。
細部に施したドットやブリッジなどの細工は、フレームを彩りシンプルなフレームながらプロダクトとして存在感を放つフレームです。
3.644
サーモントタイプのフレームです。
フロント下部のメタルパーツには、ブランドのアイコンでもあるドットと線で彫金を行なったダルマドットリムが採用されています。
一つだけ異なるサイズの3PINカシメリベットや、前後0.7mmずらして設置したダブルブリッジ、ミリタリー丁番などブランドのオリジナルパーツを細部に配した裏側絡みても完璧なフレームです。
個人的にはカラーリングも好きで、この形特有の老けやすい点を解消するようなカラーが嬉しいです。
643というボストンタイプのフレームも存在するので、もう少し柔らかい印象が欲しければそちらもオススメです。
4.335
50年代に名優・ジェームズ・ディーンが掛けていた眼鏡がベースのモデルです。
ホーンリム(両側に張り出した智)やその佇まいは、クラシックらしい雰囲気です
要所にブランドのアイコンパーツが使用されており、三角状に立体的に削り出されたテンプルなどこだわりが見受けられます。
少し下外側に膨らんだようなレンズシェイプは人と違った印象を程よくもたらしてくれており、オススメの黒セルフレームです。
以上、EYEVAN7285でオススメのフレームでした。
以上、EYEVAN7285の特集になりました。
細部まで手の込んだ造りや、洗練された雰囲気は他にない上品な高級感を体現してくれています。
日本の技術の高さをわかりやすく実感できるブランドでもあります。
ぜひ、店頭にてご覧ください。