こんにちは、TAKAです。
ブランド紹介第2弾ということで、今回はJacques Marie Mage(ジャックマリーマージュ)
というブランドについてご紹介させて頂きます。
ジャックマリーマージュは国内では2020年から正式に日本の代理店で取扱いが開始されました。
現在は日本国内で厳選された30店舗程度で取扱いされています。メガネ業界としては非常に少ない展開数です。
こちらをご覧頂くと、既にご存知な方でもジャックマリーマージュの魅力をより感じて頂けるはずです。
【ブランドについて】
ジャックマリーマージュのブランドの立上げは2015年と比較的新しいです。
ブランドはアメリカのLAを拠点に活動を行っています。
デザイナーはフランス出身のジェローム・ジャック・マリー・マージュ氏(Jerome Jacques Marie Mage)
ブランド立ち上げ以前は眼鏡ではなく時計やストリート系のアイテムなどのデザインを手がけていました。
インダストリアルデザイナーとして幅広く活躍していく中で、商業的な側面から
自身のやりたいことをを追及するのに限界を感じ、自身でブランドを立ち上げることを考えはじめました。
(それまでもデザイン事務所や共同会社は運営していたそうです)
そうして2013年から企画・開発を始め、2015年ジャックマリーマージュはブランドデビューを果たします。
その丁寧なクラフトや圧倒的な存在感・デザインは注目を集め
デビュー後瞬く間に人気ブランドの地位を確立しました。
2019年にはメガネ界のアカデミー賞と云われる”SILMO D’OR”(シルモドール)で、
最も創造的でかつ、 革新的な作品に贈られる”COUP DE CŒUR DU JURY”(審査員特別書)を受賞。
今眼鏡業界でもっとも勢いがあるブランドと言っても過言ではありません。
【プロダクトについて】
ストーリー性・デザイン・品質がこのブランドを語る上で欠かせません。
Jacques Marie Mageの眼鏡は、いわゆる一つの作品として制作が行われています。
ジャックマリーマージュのデザインはヴィンテージをベースに文化・土地・世代を超えた、
世界中のあらゆる物からインスピレーションを得ています。
一見メガネとは関係なさそうなものでも、デザイナー独自の視点でアイウェアへと昇華されています。
プロダクトへ文化背景やストーリーを込めることで、より価値を付加し、
使い捨てではない後世に残っていく様な作品として生み出されています。
ただ情報が込められているだけでは価値としては不十分ですが、Jacques Marie Mageは物作りにも拘っています。
材質には日本製の特注アセテート・18Kメッキ・スターリングシルバーなど希少なマテリアルが使用されています。
製作の大部分は日本トップレベルの工場で行われており、世界有数の職人が携わっています。
『過去』を大切にしているため、構造自体はシンプルなものや、古典的な製法が使われており
写真などで一見すると特別な違いは感じて頂きにくいかと思います。
しかし、細かいカッティングや削り込み、彫金や色味へのこだわりは
実際に手に取った時に唯一無二の高級感・佇まいを感じて頂ける様になっています。
以上、ブランドの概要をまとめました。
では実際に店頭で取り扱っていて私が感じた良さを以下にまとめます。
まずは【高級感・ラグジュアリーさが他にはない】ということです。
現在、当店で取り扱いがあるJacques Marie Mageはセルフレームのみです。
セルフレームはどうしてもカジュアルな印象に偏りがちなのですが
Jacques Marie Mageはラグジュアリーで高級感があり大人っぽい・フォーマルな雰囲気を持っています。
眼鏡に詳しくない方でもぱっと見で、良いものだと感じて頂けます。
これはプロダクトの風合いが関係しています。
物に高級感を感じる要素として光沢感と配色は大きく作用します。
フレームに施された希少素材は独特の輝きや重厚感を持っており
Jacques Marie Mageのアセテートは色だしや磨きで、他にはない深い色とツヤ感を持っています。
これらは高級感を連想させてくれると同時に、かける人に大人で落ち着いた雰囲気をプラスしてくれます。
2つめは【顔つきが変わる】という点です。
ジャックマリーマージュを見てまず皆さんがおっしゃるのが、『太い』です。
前述した特注アセテートですが、具体的には10mm生地が使用されています。
通常眼鏡が製作される際は6〜8mmぐらいが一般的で、この生地はごく一部の工場でしか加工できません。
たかが2・3mmと思われるかもしれませんが、メガネのサイズは44か46サイズでもかなり印象が違います。
(この数字はレンズ径で単位はmm)
それだけ印象を左右する差なのです。
この極厚のアセテートから削り込まれたパーツ達は独特の立体感があり、顔に強く影響します。
高級感と相まって、いつもの自分とは違う大人な顔つきになります。
3つ目は【面白さと新しさ】があるということです、
クラシックをベースとしたデザインですが、、とても新しさを感じます。
前述した色味や光沢もそうですが、テンプルの勾配やそこに入れるんですね!?と思わせる様なカッティング。
ベースとなった形に加えられた細かい意匠の数々は見ていて飽きません。
新しいモデルが発表される度、ワクワクさせてくれます。
最後は【希少価値と所有感に優れている】という点です。
Jacques Marie Mageのフレームには再生産の概念がありません。
眼鏡は金型を使用して作る為、多く作れば作るほどコストを抑え、多くの利益を得ることができます。
大多数の眼鏡が何千・何万と製作される中、Jacques Marie Mageはこうした利益よりも価値に基準をおいた限定生産をおこなっています。
全ての製品にシリアルNo.が振られており、その数も1モデル多くて750本と、とても少ないです。
その色・その形は記載された数しか存在せず、欲しい時にはもう手に入らないことがとても多いです。
実際に当店で検討されていて、次に来た時には売れてしまっていて、なくなくお帰りになるという方がいらっしゃいました。
こうした希少性は物の価値を高めると同時に持っている方の所有感を満たしてくれます。
以上、個人的な感想を書きましたが実際にどういう製品があるのか
以下に4点ピックアップしてご紹介したいと思います。
1.DEALAN
こちらはブランド立上げ時の第一弾モデル。ジャックマリーマージュのアイコンモデルです。
ブローラインが釣り上がったアメリカンなフレームです。
玉形のウェリントンを基調にアンダーリムに見られるアウトラインの膨らみも特徴的です。
ソースはボブ・ディラン。音楽界の巨匠です。
2.ZEPHIRIN
こちらも第一弾モデルでブランドを代表する形の1つ。
パリジャンの様なフレンチを基本としたフレームです。
テンプルの勾配や貼り合わせにより現れるカラーの違いは横顔をより引き立ててくれます
ソースは教皇ゼフェリヌス。2世紀ごろの人物です。
3.MOLINO
直線的なブローラインと大きめなウェリントンが特徴的なモデル。
存在感がありながらも掛けやすいモデルで、Jacques Marie Mageの中で女性にも人気なモデルです。
ソースはトリノ出身の建築家カルロ・モリーノ。マルチに活動していますが特に家具のデザインが有名。
4.AKIRA
オーバルとパントを組み合わせたようなで丸みのあるフレームです。
角のない優しいシェイプはJacques Marie Mageらしい存在感がありながら顔に程よく馴染みます。
女性にもおすすめできるフレームです。
ソースは黒澤明。日本のみならず、国際的にも影響力のある映画監督。
以上4つのフレームをご紹介しました。
当店ではJacques Marie Mageに力を入れています。
記事に載せきれていないモデルもまだまだ沢山ございます。
随時Instagramやブログで入荷のお知らせをしているので、ぜひご覧ください。
また気になるモデルがあった方もお気軽にお問い合わせください。
以上Jacques Marie Mage(ジャックマリーマージュ)のご紹介でした!