ご存知の方も多いかと思いますが、先日の草津白根山の噴火の際、訓練中の自衛官のお一人がお亡くなりになりました。部下の隊員をかばい噴石が直撃したそうです。立派な方です。
心より敬意とお悔やみを申し上げます。
さて、本題に入ります。
まだまだ主流ではありませんが、浸透しつつあるクラシックなメタルフレーム。
各ブランド、メーカーも以前よりもリリースが増えてきています。
今回は、まだメタルフレームに馴染みのない方にも違いの分かる4タイプをご紹介します。
今回はシェイプによる違いではなく、リム(縁)の周りの構造の違いです。
大きく分けてプレーン、七宝(七宝焼き)、セル巻き、インナーリム(ソフトリム)の4パターンになります。
BRAND : YELLOWS PLUS / イエローズプラス
MODEL : ANGEL
PRICE : ¥33,000 (tax out)
見てのとおりメタルのみで構成されたプレーンなモデル。
一番存在感がなくシンプルな仕上がり。
メガネの主張が控えめで、シンプルなスタイルを好む方にオススメです。
今までセルフレームを掛けていた方からすると、逆に素顔のような感じで物足りないと感じる方も多いですね。
BRAND : OG × OLIVER GOLDSMITH / オージーバイオリバーゴールドスミス
MODEL : GARDENER
PRICE : ¥34,000 (tax out)
お次が七宝(七宝焼き)でリムを色付けしたタイプ。
伝統的な技巧でもありますが、陶磁器の表面仕上げにも使われる一種の焼物とも言えるものです。
釉薬をリムに塗った後に焼きに入れることで、ガラスのような透明感のある光沢のある仕上がりになります。デザインによってはメタル部の柄が透けて見せることも可能。またカラーも多様で鼈甲のような柄物もあります。
厚みが出ないのでリムが細く存在感が控えなもの特徴です。
BRAND : H-fusion / エイチフュージョン
MODEL : HFL-611
PRICE : ¥24,000 (tax out)
お次はセル巻きという技法です。
その名のとおり、セル(プラスチック)をリムの外周に巻きつけます。
セルは経年で縮みが生るので、生産には非常に高い技術が必要です。セルの強度の問題もありその分だけ厚みが出るので存在感は増してきます。
実は日本でも熟練のセル巻き職人が少なくなっており、貴重な存在になっています。
3パターンを並べてみると、リムの太さ、存在感の違いがわかりやすいと思います。
これからは進化系のモデルをご紹介。
BRAND : ayame / アヤメ
MODEL : SIPPOU
PRICE : ¥40,000 (tax out)
モデル名のとおり構造は七宝。リムの外周のみに七宝を施し内側の金属のカラーを活かしたデザインになっています。特殊なオリジナルリムを作製しているので出来るデザインです。七宝には、このモデル以外にも前面だけに施すなどいろんなパターンが存在しています。
BRAND : CLAYTON FRANKLIN / クレイトン フランクリン
MODEL : CF-606
PRICE : ¥30,000 (tax out)
構造はインナーリム。一般的には技術的なものからリムが太くなりますが、クレイトン フランクリンが持つクラフトマンシップによりインナーリムの薄型化を可能にしました。存在感が押されらることから上品さや軽快さが生まれました。
発表時から世界的に反響が大きく、当店でもヒットモデルになっています。
BRAND : STEADY / ステディ
MODEL : STD-47
PRICE : ¥33,000 (tax out)
こちらも構造はインナーリムですが、インナーリムにメタル素材(こちらはチタン)を組み合わせたタイプ。精巧な技術がないとできない非常にレベルの高い構造になります。メタルは強度が高いので薄く仕上げることが可能で、これからバリエーションも増えてきそうです。
メタルと言っても存在感は様々です。
メタル未経験の方は一度試してみてください。