こんにちは、TAKAです。
今回は、現在流行の兆しを見せる太セルフレームについてご紹介させていただきます。
長く続くクラシックブームの煽りか、近年太めなセルフレームの人気が高まりつつあります。
中でも太めな黒縁メガネはファッション好きなら一度は憧れるフレームではないでしょうか。
一方で『自分には似合わないから』と嫌厭されるフレームの代表格でもあります。
そんな方々に向けて様々な角度からその魅力をお伝えしていきます。
『そもそもセルフレームって?』
現在、主にアセテートを中心に作られているプラスチック製の眼鏡。元々はセルロイドという素材が一般的でした。
<下写真:加工前のセルロイド生地>
セルロイドは弾力性があり、耐衝撃性に優れ、変形などもしにくくなっています。
また外観面でもその独特のツヤが魅力として捉えられており、よくクラシック系の眼鏡や復刻モデルでセルロイドを売りにしているのは、時代背景をより再現している点と、美観面からいまだに人気が高いためです。
そんな『セル』がもじっってつけられた後、プラスチック系眼鏡の総称がセルフレームになりました。その中でも太めな物を『太セル』と呼んでいます。
『なんで流行っているの?』
まずクラシックなフレームが流行の大筋として続いています。その中で一通り続いたメタルフレームの流行が落ちつき、当時の太めのセルフレームに変遷したことが要因だと考えられます。またノームコアの衰退で、市場がインパクトのあるもの求めていることも要因の一つでしょう。
あとは自粛生活から、簡単な外出の際に手軽に身なりが整い、決まりやすいという点で重宝されたことも拍車をかけ流行するに至りました。
『太セルの魅力』
そんな太セルの魅力といえば『顔が変わる』『個性をより演出できる』という点です。
まず『顔が変わる』という点から。太セルフレームはボリュームがあり、その存在感が目元に力強さを与えてくれます。手軽にいつもの自分との変化が楽しめる点で魅力があります。
<顔が変わるイメージ>
そして『個性をより演出できる』という点。太セルのフレームはフレームの輪郭や玉型(レンズの形)が強く出るためよりその形が持つ特徴を反映しやすいことが挙げられます。
またその厚みから加工による表現の自由度も広く、より掛ける人が身につけたい印象に沿って作られたフレームを選ぶことができます。
<カッティングやアウトラインで三者三様、身につけたい個性で選べる>
そんな熱いトレンド感の太セルフレームですが、当店で取扱いがあるブランドから、巷で人気の物から極上のフレームまでご紹介させていただきます。
【JULIUS TART OPTICAL】
雑誌などで数々取り上げられる、今巷で人気のブランドです。ヴィンテージとして価値が高く、アメリカンクラシックの王様とも言える『TART OPTICAL』の復刻を行っています。
当時の経営者の血縁にあたる人物が運営に関与しており、所有する貴重な資料から復刻されるフレームは現行のTART OPTICALの復刻の中では1番の再現度と言われています。さらにその生産を日本で行なっている為、高品質であることも魅力的なブランドです。
人気モデルは『AR』、『FDR』。
【Lesca】
こちらも眼鏡好きの中ではメジャーなブランドの1つ。フレンチクラシックにあたるブランドです。
1900年前期からフランスに工房を構えるLesca家のジョエル氏によって立ち上げられました。当時から保有する機械や道具を使用し、サイズ感は現代のエッセンスを盛り込んで作られています。日本で市民権を得ているフレームの形の多くはアメリカ発のものが多く、その馴染みのなさがより個性的でオシャレに見せてくれるフレームです。
人気モデルは『La Corbs』、『PIKA』
【EFFECTOR】
根強いファンが多く、『太セルといえば!』というブランドです。無骨で男らしい印象を身につけられるところが魅力で、形もトレンド以上にブランドの世界観を体現するような形状のモデルが多い印象です。
トレンド感やクラシックの要素は薄いですが、太セルの魅力を体感できるため一度試していただきたいブランドです。
人気モデルは『Fuzz』、『Distotion』
【Jacques Marie Mage】
こちらは現在、太セルの最高峰とも言えるブランドです。特注の10mmラミネート生地から作り出されるフレームは一流の職人の手によって制作されています。立体的なカッティング、磨きの精度、その他使用されるオリジナルパーツ、希少素材はデザインを実現するために惜しみなく施され、一つの工芸品のようなプロダクトとして生み出されます。
大人の色気とカッコ良さが身に付く、唯一無二のブランドです。
満遍なくご好評いただいてますが、定番は『DEALAN』、『ZEPHIRIN』
以上、当店人気の太セルフレームでした。
太セルフレームは最初は抵抗があるかもしれませんが、慣れれば手放せないアイテムの一つです。
もし太セルフレームにチャレンジしてみたいけど、勇気がないという形はぜひ私たちにご紹介させてください。
ご来店、待ちいたしております。