強度近視の方へ
こんにちはHEYHEYです。
今回は眼鏡をかけない理由で最も多いといえる、強度近視の方の「目が小さく見えてしまう」というか課題に関して何かお役立ちできればと思い、強度近視さんに向けた「眼鏡の選び方」について解説したいと思います。
私は、右目は-6.75D、左目‐5.00Dという度数で、一般的に-5.00Dを超えると強度近視といわれています。強度近視の方は目が小さく見えてしまうとお悩みの方沢山いらっしゃるかと思います。
この目が小さくなるというお悩みに関しては、度の入っていない試着時と、度の入った仕上がり時とで、印象が変わることは避けられませんが、少しでも目を小さく見せないポイントがありました。いくつかポイントがありますが一番重要なのは「フレームの選び方」です。
【目は小さく見える理由】
目が小さく見えるといわれている原因には、近視レンズの構造にあります。レンズの中心が最も薄く、縁に向かうほど厚みが出る近視レンズは、その形状からレンズ越しの目を小さく見せるという特性があります。この仕組みは「プリズム」とも呼ばれ、レンズの中心に向かって引っ張られる収縮作用から、メガネレンズ越しの目が小さく見えるのです。レンズの中心が一番厚い「虫めがね」と逆の原理だと考えれば、イメージしやすいかもしれません。
【フレームの選び方】
さて、最も重要であるフレームの選び方についてです。できるだけ目を小さく見えないようにするにはフレームの選び方にポイントがあります。
1)レンズ径が狭いフレームを選ぶ
先ほど近視レンズの特徴でお伝えしたように、外側の厚い部分をカットしてあげることで目が小さく見えることを抑えることができます。
*斜線実際にレンズに使用する範囲
<実際に幅が広いメガネと狭いメガネで比較してみましょう。>
左がレンズ横幅48㎜のフレーム、右がレンズ横幅42㎜のフレームです。正面から見ると、横幅が48㎜のフレームではフェイスラインが凹んでおり、やや目が小さく見えています。レンズ径が狭い右のフレームでは気にならないほどに抑えられています。
写真:右レンズ度数 -6.75D
2)厚みのあるフレームや華やかなフレームを選ぶ
目を囲んであげるとデルブーフ錯視という目の錯覚の効果で効果で目力をアップさせることができます。では図1.をご覧ください。同じ大きさの二つの円が互いに近くに置かれており、左は細い線で囲んであり、右は太い線で囲まれています。比べると太い線で囲んでいる方が大きく見えないでしょうか。黒縁フレームや、華やかなカラーのフレームを選ぶと、フレームへ意識を向けることができ、且つこのような錯覚を利用して目の印象を強くすることができます。
図1
【一番理想的なフレーム】
レンズのサイズが小さいほどいいのですが、レンズが小さいということは横幅が狭くなるということです。平均的なメガネレンズの横幅は46mm前後で、44㎜以下になるとやや小さめのサイズ感となります。44㎜以下になるとメガネの横幅が狭くてかけれないという場合が多く出てきます。そこで、一番理想的なメガネフレームの形をまとめると、横幅もある程度広くてレンズ径が小さく、目を引くような厚みもしくは黒などハッキリした色見や華やかなカラーのフレームがベストということになります。
【強度近視の方におすすめしたいメガネブランド】
Anne et Valentin/アンバレンタイン
フランスを拠点に展開されるアイウェアブランド。美しくポップなカラー展開が豊富。かける人の個性や魅力を引き出すことがデザインコンセプト。レンズ径の小さいフレームの種類が多く、横幅もしっかりとバランスがとられている。強度近視の方にはとてもおすすめのメガネブランドです。
最後に
最後にレンズにも少し触れたいと思います。強度近視の方はレンズ選びも重要です。簡単に解説いたします。レンズの種類によってフェイスラインのへこみを軽減することができます。ここではGLEAMOPTICALで強度近視さんにおすすめのレンズがございますのでご紹介させていただきます。
【両面非球面レンズ】
両面非球面レンズとは従来のレンズより収差補正を両面で行い、レンズ特有の歪みを削減し、快適でシャープな視界が広がります。また、両面非球面は輪郭のつながりも自然でナチュラル。レンズの厚みも最小限に抑えられます。初めてメガネをかける方や、コンタクトとメガネを併用されている方は違和感なくメガネを使用できる且つ、フェイスラインの凹みを軽減できるとてもおすすめのレンズです。フェイスラインの凹みとは、イラストをご覧ください。*イラストはイメージです
右:従来のレンズの場合 左:両面非球面レンズの場合
従来のレンズであれば正面から見た時少し目がキュッと小さく見え、斜め方向から見た時にお顔のラインが凹んで見えてしまいます。この現象軽減できるのがこの両面非球面レンズなのです。
いかがでしたでしょうか。フレーム選びのポイントと、レンズをこだわる事で強度近視の方特有の目が小さくなるというお悩みを少しでも軽減できます。是非新しい眼鏡を検討されている方は参考にしていただけますと嬉しいです。