こんにちは、TAKAです。
こちらではフランスのアイウェアブランド『AHLEM』について、詳細とその魅力をご紹介してまいります。

当店では特に女性に人気のブランドですが、男女問わず大変ご好評いただいており性別問わずにおかけいただけるモデルを取り揃えております。
こちらの記事でぜひその煌びやかな魅力の一端を感じていただければ幸いです。
ブランドについて
ブランドの立ち上げは2013年、ロサンゼルスとパリを拠点に活動するブランドです。
生産はフランス・ジュラ地方のオヨナックス。
同地域は手工業が盛んで、世界的にも知られた眼鏡の生産地。
職人の町として知られ、時計やワイン・チーズ等も有名です。

デザイナーはフランス・パリ出身のアーレム・マナイ・プラット氏。
元々はファッション業界で活躍していました。
Acne StudiosやMIU MIU、PRADAなど名だたるブランドに携わっており
眼鏡に詳しくなくてもそのセンスへの評価の高さは、実感して頂けるはずです。
デザインは、20世紀初頭のバウハウスムーブメントからインスピレーションを得ています。
当時の実用性とデザイン性の両立を成す考え方やプロダクトは、現在も多くの分野で多大な影響を与えています。
フレームのデザインに落とし込まれたそれらは、アートの様な側面を持ちながらもシンプルで機能性に優れた
生活に馴染むフレームへと昇華されています。
パリの街並みから発想を得ており、モデル名にパリの地域や街の名が付いたフレームもあります。

ファッション業界で10年に及ぶ経験を積んだ後、彼女はアイウェア業界へ転身。
そのフランス人ならではのエスプリ(フランスらしい雰囲気)の効いたデザインはアートのような美しさを持ち、
2017年のCFDA/VOGUE ファッション・ファンド・アワードのファイナリストに選出されるなど
眼鏡業界に止まらず、ファッション業界からも高い支持を得ています。
【プロダクトについて】
AHLEMの眼鏡の製作に携わっているのは3つのアトリエの、9人の熟練した職人です。
日本でいう人間国宝にあたる”Meilleurs Ouvriers de France(国家最優秀職人章)”を受賞した職人も中には在籍しており、評価は折り紙つき。
違うアトリエを経由することで各工程で専門的な加工を可能にし、一つ一つ丁寧な手作業で作られたプロダクトはクオリティが高く、職人の腕の良さが伝わります。
セルフレームはマツケリ社という生地メーカーの物が使用されています。
同社は1849年からの老舗メーカーでその積み重ねから生み出された生地の色種類は約2万色。
AHLEMでは良い意味で曖昧でエスプリの効いた、リラックスした色味の物が使用されています。


メタルフレームはパラジウムのコーティングを施した合金を基材に22Kのメッキが施されています。
彫金や槌目が施されたパーツは、光を効果的に反射して特別な華やかさを持たせてくれます。
上記の加工やシンプルな構造は、緻密で正確な作業が欠かせず、職人の技術の高さを感じさせます。
また特殊な電気メッキを行っており、剥がれにくい仕様になっているのも嬉しい長所の1つです


店頭でのご紹介を通じて感じたAHLEMの魅力
【セルはリラックスした雰囲気、メタルは華やか】
セルは良い意味で曖昧な色味をしています。
はっきりしない少しくすんだ様な発色で、優しい見た目です。
こういった彩度の低い色は、はっきりした色とは対照的に
かけた人にリラックスした大人な印象をプラスしてくれます。
また比較的かける人を選ばない色味でもあるので、
カラーフレームの入門にもおすすめできる色味になっています。
セルフレームと対照的に、メタルフレームはとても煌びやかです。
メッキに使われている素材は22K。純度の高い金素材は特有の光沢感があり、目を引く美しさがあります。
派手なのかというとそんなことはなく、シンプルな機構である為、顔や生活に馴染むアクセサリーのような使用感になっています。
【巧みな陰影の表現】
セルであればマット仕上げと艶出し加工を細かく配置しており
メタルであれば槌目(ハンマーで打ちつけた跡)やねじり・彫物が光の反射に変化をもたらし
陰影がアクセントとしてフレームを彩ります。
彫金やマット仕上げは他ブランドでも行われていますが
ここまでアクセントとして効果的に作用しているのはAHLEMならでは。


代表的なモデルを4つご紹介
1.AUBER(オーベール)



同ブランドのメタルフレームの中で不動の人気を誇るフレーム。
パリに同名の駅があり、そちらが名前の由来になっています。使いやすい丸みを帯びたデザインとその煌びやかなサーフェイスは定番でありながら差別化できる優れもの。
カラーによって異なる金細工が施されており、マルテレと呼ばれる槌目彫金が入ったカラーは特に華やか。
2.Place Mireille(ミレイユ)



こちらも名作キャットアイ型のフレームです。アーモンド型のリムは個性と力強さを両立。華奢なラインは嫌な主張を抑えうまくバランスをとってくれます。テンプルのダイヤモンド状に入れられたカットも華やか。
キャットアイといえばみなさま着用前は抵抗があるようですが、試すと180度意見が変わるフレームです。
3.CHAMP DE MARS(シャン ド マルス)



AHLEMの定番セルフレーム。太めのリムに横一直線に加えられたカッティングとテンプルのカッティングが定番に遊び心を加えてくれます。
初めてのAHLEMのセルフレームにおすすめ。
4.RUE BOSQUET(ボスケ)



フランスらしいクラウンパントが特徴的なクラシカルな形をしたフレーム。
テンプルのマット面には幾何学模様がうっすら顔を覗かせています。
名前はフランスの庭園で見られるプランテーションのことを指しています。
代表的なモデルだけでなく、表情豊かなフレームが多数ございます


ブランド創立から約10年経ちますが、人気が止まるところを知りません。
当店常時豊富に種類をご紹介できますよう、取り組んでおります。
ぜひ、店頭にて珠玉のフレーム達をお試しください。